Concept Innovation

モノづくりストーリー 自身の疑問から生まれた革新

私が住宅会社で働きだしたときのお客様で、打ち合わせのとき本当は、建築家に依頼したかったと打ち明けられたことがあります。

  • ・ 『建築家をどうやって探せばいいの?』
  • ・ 『予算が余計に高くつくのでは?』
  • ・ 『気難しそうで話が合うかが心配…』
  • ・ 『リフォームになっても相談にのってくれるの?』

と考えているうちにあきらめたということでした。

住宅会社を探されて何社も廻ってきたというお客様からは、

  • ・ 『どこも一長一短で迷ってしまう』
  • ・ 『見積もりの内容で理解できない所が多くって…』
  • ・ 『自分で描いているものが上手く伝わっているのか不安』

など、家をつくる前に疲れてしまいそうと言っておられました。

また、

  • ・ 『営業・設計・施工と打ち合わせごとに担当者が代わる』
  • ・ 『打ち合わせ内容が間違って現場に伝達される』
  • ・ 『建築に対する責任の所在があいまいである』
  • ・ 『創り手個人の意識の低さからミスがおきる』

など、契約に至ってからもお客様と住宅会社の間に抱えるトラブルが多いことに驚きをかくせませんでした。

私が想う“monoづくり”は、お客様にとっても、創り手側にとっても、純粋に楽しいことだと思ってきたからです。これでは、せっかくのお客様の夢が、不安と不審でだいなしです。
この頃、建築の幅を広げ、もっとお客様と向かい合っていこうと色んな意見に耳を傾けるようになりました。そうして、私の目指す“monoづくり”がスタートしました。

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